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JFEエンジニアリング、三重県で20MWのバイオマス発電所を運転開始

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JFEエンジニアリング、三重県で20MWのバイオマス発電所を運転開始

JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は8月3日、三重県にある津製作所構内のバイオマス発電所が完工し、本格商業運転を開始したことを発表した。燃料にはPKS(パームやし殻)や木質チップなどのバイオマス燃料のほか、地域資源である未利用間伐材等も積極的に利用する予定。

同発電所の出力は20.1MWで、年間計画発電量は約158,000MWh(約44,000世帯分)。事業期間は2016年7月~2036年6月の20年間を予定している。

CFBボイラで燃料の幅を拡大

今回運転開始が発表された津製作所構内のバイオマス発電所は、JFEエンジニアリング、日本政策投資銀行(東京都千代田区)と他4社(日本通運、阪和興業、大中物産、岡谷鋼機)の計6社が創設した株式会社グリーンエナジー津(GET)が建設。循環流動層ボイラ(CFBボイラ)を用いてPKS(パームやし殻)や木質チップなどのバイオマス燃料を燃焼し発電を行う。CFBボイラは、従来型のボイラが高品位炭や油、ガスなどの化石燃料にしか適合できないのに対し、バイオマス、スラッジ、木屑の他、廃プラスチックや廃タイヤに代表される産業廃棄物など幅広い燃料に適応できるという特徴がある。

発電に必要な燃料は、「バイオマス産業都市構想」を掲げる津市の協力を得て、地域資源である未利用間伐材等を積極的に利用する予定。「バイオマス産業都市構想」とは、津市内の3つのゾーン(都市、農住、自然環境共生)から発生する未利用・廃棄物系バイオマス(木質系、食品廃棄物、下水汚泥)と4つの事業化プロジェクトを組み合わせ、クリーンエネルギー産業と雇用の創出を図るという構想。JFEエンジニアリングは2014年9月22日に事業推進のため、津市とバイオマス産業都市構築に関する包括連携協定を締結している。

また、発電された電力はFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を活用し、JFEエンジニアリング100%出資の新電力会社・アーバンエナジー株式会社(横浜市鶴見区)などに売電する。

80億円のプロジェクトファイナンス

GETは発電所の建設・運営資金を主として百五銀行(三重県津市)、三井住友信託銀行(東京都千代田区)および日本政策投資銀行からプロジェクトファイナンス(約15年)により調達し、本年9月に融資が実行される予定。百五銀行と三井住友信託銀行が約70億円の優先融資(返済における優先順位が高い融資)を行い、日本政策投資銀行が約10億円の劣後融資を行う。

JFEエンジニアリングはGETへ最先端のプラント機器を提供しており、20年間の包括運営(O&M)も受託。今後も発電プラントに関する様々なエンジニアリングサービスを提供すると共に、事業化を支援することで、再生可能エネルギーの普及促進に貢献する考えを示している。

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