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福岡県北九州市が公募したバイオマス発電所、提案の選定理由は?

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福岡県北九州市は8月22日、バイオマス専焼火力発電所設置・運営事業の優先交渉者をオリックス(東京都港区)とMOT総研(山口県宇部市)に決定した。

オリックスの提案内容と選定理由

オリックスは約260億円を投資し、発電出力5万kWの発電所の設置を提案している。発電所で使用する燃料は木質ペレットとPKS(パーム椰子の搾油後の殻)だ。

なお、評価された点は以下の通り。いくつかのバイオマス発電所の建設、運営に着手している点や、資金を積極的に充当している点が評価された。

  1. バイオマス専焼火力発電所の運営実績があり、そのノウハウを熟知している。
  2. 響灘東地区において混焼式の「ひびき灘石炭・バイオマス発電所」(同社 100%出資)の建設に着手している。
  3. 燃料集配基地の運営主体への資本参加を検討している。
  4. 燃料調達に関して、商社経由の調達等により燃料調達の確実性を高めている。
  5. 総投資額の3割を同社の自己資金を充当し、その他はプロジェクトファイナンスを活用する予定であり、その組成実績が十分である。

MOT総研の提案内容と選定理由

MOT総研は丸紅プロテックス(東京都新宿区)やMOTホールディングス(山口県山口市)、山口ソーシャルファイナンス(山口県山口市)、MCCプラントと連合して本事業に着手する。

MOT総研は約180億円を投資し、発電出力3.7万kWの発電所を建設する予定。燃料は木質チップを使用する。

選定理由は下記の通り、山口大発ベンチャー企業であるMOT総研は、すでにFITの認定をされているのみならず、ほぼ確実に資金調達ができる点が評価された。

  1. FITの設備認定を取得するとともに、系統連系に関する協議を完了するなど、計画の実現可能性が高い。
  2. 燃料集配基地の利用についての概算の委託料を見込んでいる。
  3. 燃料の供給元と燃料供給に関する覚書を締結済み。
  4. 収益予想において必要な費用を見込むとともに、金融機関より融資関心表明書(LOI)が発行される予定であり、資金調達の確実性が高い。

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