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コンパクト・工事簡単な小水力発電システム 用水路などに直列設置も可能

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コンパクト・工事簡単な小水力発電システム 用水路などに直列設置も可能

NTN マイクロ水車

NTN(大阪府大阪市)は、6日、既存の水路に簡単に設置できる小水力発電装置「NTNマイクロ水車」の実証試験が完了し、発電性能や水路への影響および、保守性などが確認できたと発表した。同実証は6月から3か月間にわたり、福島県須賀川市の新安積疏水(しんあさかそすい)で実施されたもの。

一般的な水力発電装置は水位の落差を利用するため工事費用が高額だが、マイクロ水車は自然の水流による発電が可能なコンパクトな水車で、工事費も低コストだ。同社のマイクロ水車は、農業・工業・飲料用水など既存の用水路の壁面に簡単に設置できる。

同社のマイクロ水車の特長は下記の通り。

同一水路に複数台・直列設置しても装置間の干渉が少ない!

流水式プロペラ水車に、同社独自の翼形状と低トルク軸受を使用し、流水のエネルギーを高い効率で電力へ変換できる。翼径は、60cm、90cm、120cmの3型。

水路内に直列に多数の装置を配置しても水流の干渉が少なく、台数に応じた出力をが得られる。実証試験では、100メートルにわたる水路に最大10台の水車を設置し、翼径90センチモデル・流速2メートル/秒の場合、1台あたり1kWの電力が得られた。設置する場合の推奨水路の幅・水深は、ともに1メートル以上。

外観

外観

同社は今回の実証試験で「NTNマイクロ水車」の検証を終了し、商品化を進め、今年12月より販売開始する予定だ。販売目標は、2025年には50億円を見込む。

実証がおこなわれた安積疏水は日本三大疏水のひとつで、猪苗代湖より奥羽山脈を経由して導水される水路。試験実施にあたっては、河川法に基づき農林水産省の承認と、安積疏水土地改良区(福島県郡山市)の許可を得て、国土交通省の登録後、須賀川市の農業従事者などの協力のもと実施された。

なお、同社は今年7月から販売を開始した、風力太陽光を活用したハイブリッド街路灯に続き、今後も自然エネルギーを活用する商品を開発していく構えだ。

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