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福島県、風力発電を計画する「仮」事業者を募集

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福島県、風力発電を計画する「仮」事業者を募集

公募対象区域(沿岸部エリア)

福島県では、沿岸部および阿武隈地域で風力発電の計画を立てる事業者を11月25日まで募集している。

調査・検討・許認可取得などを行う事業者の募集

今回の募集は調査や事業の検討、必要な許認可の取得、地元市町村等の関係者への説明、事業を実施する区域内の地権者との交渉を進める事業者の募集であり、公募対象区域内での事業を保証するものではない。事業計画の熟度が高まった段階で「本事業者」の公募が実施される。

もし「仮事業者」として今回選定された事業者と、実際に事業を発電所を建設・運営する「本事業者」が異なった場合には、仮事業者がそれまでに行った調査・検討内容・取得した許認可などについて、本事業者に承継しなければならない。なお、承継する際は、対象の調査・検討・許認可取得にかかった費用の9割程度(または双方の事業者間で合意した相応の金額)を対価としてやり取りする。

放射性物質の飛散防止ができる「陸上」風力発電

募集する事業の要件は、環境影響評価法手続きにおける配慮書への環境大臣および県知事意見等を踏まえ、環境や住民および生態系への悪影響を極力回避して実施される、陸上風力発電事業であることなど。

また、審査の評価項目のひとつである「事業計画の妥当性」では風車や関連機器の配置計画が具体的であること、放射性物質の飛散防止流出防止策がとられていることなども評価の対象だ。

公募対象地域(阿武隈エリア)

公募対象区域(阿武隈エリア)

応募の必須条件となる事前エントリーの締切は11月25日まで。その後、公募の申請締切は12月2日まで。12月中旬のプレゼンテーションを経て、同月下旬には事業者が選定される予定だ。

公募1回目は20万kW、10万kW級が採択

同事業の第1回目の公募は、今年4月に阿武隈地域を対象に実施された。第1回公募で採択された事業の規模は、福島復興風力(東京都港区)の20万kW(2,500kW×80基)および、エコパワー(同・品川区)の10万kW(2,000kW×50基)だった。

福島県では2040年頃を目途に、県内エネルギー需要の100%に相当する再生可能エネルギー創出を目標とする。2014年に同県東部の浜通りを中心とする地域の地域経済の復興のためイノベーション・コースト構想が取りまとめられ、同ブロジェクトのひとつとして浜通り地域における陸上風力発電の導入が掲げられている。

さらに、今年3月には「福島新エネ社会構想実現会議」が立ち上がり、水素利用や省エネ、スマートコミュニティ等を含めた新しいエネルギー利用のあり方を、同県内で実現する構想が検討されている。同公募はこれら一連の取り組みに呼応し、計画的な再生可能エネルギー事業を進めるために実施されるもの。

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