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熱電併給できる小型バイオマス発電 地元木材をつかって温浴施設に熱供給

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熱電併給できる小型バイオマス発電 地元木材をつかって温浴施設に熱供給

しぶきの湯 遊湯館での熱電併給イメージ

洸陽電機(兵庫県神戸市)は28日、岐阜県高山市において、固定価格買取制度(FIT制度)を利用した小型バイオマス発電システムを導入すると発表した。

このシステムにより、地元の未利用木材を加工した木質ペレットを発電燃料として利用するとともに、発電の際に生じた熱を温浴施設「宇津江四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館」に供給することで、オンサイト型の熱電併給システムの構築を実現する。発電開始は2017年3月を予定している。

独ブルクハルト社製のシステムを採用

この事業は、高山市内の企業などが設立した飛騨高山グリーンヒート合同会社(高山市)が「飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所」の建設を計画しているもの。洸陽電機は、今回、この発電所の設備設計・施工を担当することが決まった。発電設備には独ブルクハルト社製の小型高効率木質バイオマス熱電併給システムを採用し、電気と熱を活用する再生可能エネルギー発電事業を推進する。国内での本システムの導入は群馬県上野村に続いて2例目。

このシステムの発電効率は30%で、熱利用も含めると総合エネルギー効率は最大で75%になる。遊湯館への熱販売により、ボイラーで使用する灯油を年間約124kl削減できる。定格出力は165kW(最大出力181.5kW)、年間発電量は約126万kWhで、うち送電量は約120万kWhを見込んでおり、これは一般家庭約368世帯分の年間消費電力に相当する。発電した電力はFIT制度を利用し、中部電力へ全量売電する予定。

県の補助事業+地元金融機関から融資

高山市は市内の92%を森林が占める日本一森林面積の広い市で、数年前から森林資源の活用を進めてきた。この事業は市からの事業支援と県の補助事業を活用する予定で、両者の協力を得て実施に至った。また、地元金融機関から融資を受けることが決定している。燃料供給は木質燃料(岐阜県高山市)が行い、高山市近隣から集めた地元材を活用することで、継続した雇用を創出する。

同市は「高山市新エネルギービジョン」(2014年度~2020年度、2014年3月発表)に基づき、地熱小水力などの再生可能エネルギーの導入拡大を目指している。また、以前より「高山エネルギー大作戦」と題し、市民による市内の再生可能エネルギーを活用したまちづくりを行ってきた。

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