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これが木質バイオマス発電事業の「兵庫モデル」だ 燃料製造・発電を一体で

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これが木質バイオマス発電事業の「兵庫モデル」だ 燃料製造・発電を一体で

事業の特徴とスキーム

兵庫県森林組合連合会・兵庫みどり公社・関西電力の3者は1日、兵庫県、兵庫県朝来市と協働で、朝来市の生野工業団地において、燃料製造から発電までの一連の工程を一体で行う「兵庫モデル」として、木質バイオマス事業の操業を開始したと発表した。

森林内に残された間伐等の未利用木材(木質バイオマスエネルギー:be材)の搬出から乾燥、燃料チップ製造、燃料チップを活用した発電までを官民協働で行う今回の事業スキームは、国内初の取組みで、関西電力グループでは初めての木質バイオマス燃料専燃発電所となる。

兵庫県森林組合連合会は、兵庫みどり公社の協力を得て、be材の搬出や仕組みづくり・運用、およびbe材供給センターの建設・運用までを担う。関西電力グループの関電エネルギーソリューションは、朝来バイオマス発電所の建設・運用を担う。また、兵庫県および朝来市は、事業運営に必要な指導助言・協力を行ない、この「兵庫モデル」の広報活動を実施していく。

燃料生産と木質バイオマス発電を同じ場所で

両施設は、生野工業団地の同一敷地に設置されている。

be材供給センターはbe材の貯蔵、燃料チップへの加工、チップの貯蔵・品質管理を行う施設で、敷地面積は約2.8ha、木材貯蔵量は約2万t、チップ貯蔵能力は1時間当たり約30t、チップ貯蔵量は約600t。今回はbe材需給安定化のため、チップの供給について長期契約している。

朝来バイオマス発電所の発電出力は5,600kW、敷地面積は約0.7ha、売電電力量は約3,700万kWh(一般家庭約1万2,000世帯の年間電気使用量に相当)、年間燃料使用量はbe材燃料チップ約6.3万t。本発電所によるCO2排出削減量は約1万8,000tと算定している。

朝来バイオマス発電所、be材供給センター

関西電力グループは、2030年までに50万kW程度の再生可能エネルギー電源を開発することを目標に、今後も引き続き、自治体をはじめとする地域と一体となって、その普及・拡大に取り組んでいく考えだ。

関西電力など3者は2013年12月に、兵庫県、兵庫県朝来市と協働で、朝来市の生野工業団地における木質バイオマス事業計画を本格的に検討することに合意した。本事業では森林内に残されたままになっているbe材の活用を目的に、一連の工程を官民が協働で推進する「兵庫モデル」として構築に取り組んできた。一連の流れであるサプライチェーンとして、be材の搬出方法や、燃料供給体制の仕組みづくり、be材の効率的な乾燥手法の確立、be材供給センターおよび発電所の建設工事を進めてきた。

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