米テスラモーターズ(米カリフォルニア州)とパナソニックは4日、ネバダ州にある大規模電池工場「ギガファクトリー」において、リチウムイオン電池セルの量産を開始した。
テスラは、電池の生産プロセスを1つの工場内で行う最適化とスケールメリットにより、ギガファクトリーでは電池パックのkWhあたりのコストを30%以上削減できると予測している。電池のコストを下げることで、搭載する電気自動車(EV)や蓄電池製品のコスト低減につなげ、より幅広い顧客への提供を目指す。
製造した蓄電池はテスラの電気自動車に搭載
この工場では両社が共同開発した高性能な円筒形「2170セル」を生産し、本年中旬より生産開始予定の新型EV「Model 3」と、テスラの蓄電池製品に搭載する。テスラによると、「2170セル」は、電気自動車とエネルギー製品に最適なフォームファクタを採用し、最高の性能を低コストで実現しているという。
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