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蓄電池や電気自動車もリサイクル体制を確立せよ 環境省、実証企業を募集

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環境省は3月16日、循環型社会と低炭素社会の統合的実現に向け、低炭素製品の3R(Reduce・Reuse・Recycle)体制を構築し、そのプロセスの効率化、再生資源の積極的利用の実証的な取り組みを行う事業者の募集を開始した。

今回の公募は、循環型社会と低炭素社会の統合的実現のために、CO2排出削減が期待できる「低炭素製品」の普及拡大に向けた実証事業の有効性を検証することを目的としたものだ。

募集の概要は次の通り。

CFRP、蓄電池、電気自動車などをリサイクル

募集対象の事業は、下記の1~5のいずれにも該当し、素材・製品等の3Rの推進に対し、ボトルネックに相当するような具体的課題を設定し、その解決に向けた実証的な取組の必要がある。

また、実証にあたっては循環資源の循環的な利用・処分の基本原則から見た事業の有効性、エネルギー削減効果、CO2排出量削減効果その他の環境負荷低減効果を検証し、かつ、経済的および技術的側面から見た事業の実現可能性を検証するものであることが求められる。

1.次の3つのいずれかの観点からエネルギー起源CO2削減に資する取組であること

  1. 製品の長期間の使用、再使用等により廃棄物の排出が抑制され、製品製造が代替されることに伴うエネルギー使用量の削減
  2. 再生材の利用により天然資源が代替されることに伴うエネルギー使用量の削減
  3. 輸送・破砕・選別工程の高効率化その他のリサイクルプロセスの改善によるエネルギー使用量の削減

2.次の4つのいずれかのテーマに関連する取組であること

  1. 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の新樹脂素材のリユース、リマニュファクチャリング、リペア、リサイクル技術・システムの実証
  2. リチウムイオン蓄電池等の新型電池のリユース、リマニュファクチャリング、リペア、リサイクル技術・システムの実証
  3. 電気自動車等の次世代自動車のリユース、リマニュファクチャリング、リペ ア、リサイクル技術・システムの実証
  4. その他

3.新規性のある事業であること

4.再生材の用途、販売・調達見通し、事業終了後の課題解決に向けた検討内容・スケジュール等、実証終了後の出口戦略が明確であること

5.実証の結果、業界内での横展開により低炭素製品普及に向けた3R体制の構築が促進される事業であること

応募できる事業者は民間企業、独立行政法人、一般社団法人など。

同事業は「委託事業」として実施される。事業費は1件当たり上限1億2,000万円(税込)、採択件数は6件程度で、事業予算の総額は4億3,000万円(税込)程度。なお、1件あたりの平均的な事業費は5,000万円~1億円(税込)を予定している。

公募期間は4月13日17時まで。事業実施期間は原則として、事業採択後の契約締結日から2018年2月28日(水)まで。ただし、事業の内容や進捗状況に応じて事業期間終了時期を前倒しすることもできる。採択決定は5月下旬以降、事業実施は7月からの予定だ。

再エネ・省エネ機器もリサイクル方法を

2030年の温室効果ガス排出削減目標の達成に向け、再エネ省エネ製品の普及を進めることは不可欠だが、急速な製品導入の結果、廃棄物問題など、別の環境問題を引き起こす可能性があるため、その適正処理について懸念されている。

このため、低炭素製品のリサイクル・処分のための3R体制を構築し、循環型の製品普及モデルとすることが不可欠である。また、低炭素製品のリユース・リサイクルプロセスの構築・再生資源の積極的利用により、製品製造段階におけるCO2削減が可能となる。

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