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愛知県に複合バイオガス発電所 生ゴミや下水汚泥を100%エネルギー化

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愛知県に複合バイオガス発電所 生ゴミや下水汚泥を100%エネルギー化

国内最大規模の複合バイオマス施設「豊橋市バイオマス利活用センター(建設中)」。写真上部に見えるのは、同敷地内で「未利用地利活用事業」で設置された太陽光発電設備(1.995MW)。

愛知県豊橋市は6月1日、2017年10月から稼働する同市神野新田町の複合バイオマス施設「豊橋市バイオマス利活用センター」を報道関係者に公開したと発表した。

同センターでは、生ごみや下水道汚泥、屎尿・浄化槽汚泥を集約し、メタン発酵して取り出したバイオガスで発電するほか、発酵後の汚泥を炭化燃料として利活用する。

取り出したバイオガスは、ガス発電のエネルギーとして活用し、年間680万kWh(一般家庭約1,890世帯分の消費電力に相当)の電力を発電する。

さらに、メタン発酵後に残った汚泥は炭化燃料に加工し、バイオマス資源を100%エネルギー化する。

バイオガスを燃料としたガス発電機。排熱はメタン発酵槽の加温に利用される。

バイオガスを燃料としたガス発電機。排熱はメタン発酵槽の加温に利用される。

未利用バイオマス資源をエネルギーに利用

同センターは、「豊橋市バイオマス資源利活用施設整備・運営事業」によって、未利用バイオマス資源のエネルギー利用を行うため整備されたもの。事業運営期間は20年間。発表によれば、国内最大規模の複合バイオマス施設となる。

受け入れるバイオマスの量は、生ごみ・下水道汚泥・屎尿など合わせて約472立米/日。

また、同センターに設置される主な設備は、屎尿・浄化槽汚泥濃縮設備、生ごみ受入・前処理設備下水道汚泥濃縮設備、下水道汚泥濃縮設備、メタン発酵設備、バイオガス発電設備、汚泥炭化設備など。

発生メタンガスによる発電やバイオマス資源の100%エネルギー化だけでなく、メタン発酵処理することで、温室効果ガスおよび処理コストも削減する。

処理フロー

同市では10月からの運用開始に先駆け、4月から生ごみの分別収集を開始した。発表によると、4月の総収集量は約1,156トンで、第1週は目標量の7割程度の結果だったが、第4週には9割を超え、順調なスタートを切ったとしている。

また同市は、2002年より「自分のゴミは自分で持ちかえりましょう」を合言葉に、「530(ゴミゼロ)運動」に取り組んできた。

その一環として、春と秋の年2回、5月30日のゴミゼロの日と11月11日の市民の日を中心に、全市一斉の530運動を行うようになった。現在では、年間10万人を超える市民が参加する一大イベントとなっている。

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