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電力⇔水素エネルギーの相互変換 NEDOが標準化の動向調査者を募集

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は6月22日、「国内外における電力と水素エネルギーとの相互変換に関する標準化領域の検討」について調査する委託事業者の募集を開始した。締め切りは7月10日。

再生可能エネルギーの導入に伴い、電力の需給ギャップを埋める手段として、エネルギー貯蔵ニーズが高まるなか、エネルギーの長期大量貯蔵には水素によるエネルギー貯蔵が有効と考えられている。

そのため、国内外において「Power to Gas(P2G)」という、電力とガス(主には水素)の相互変換によるエネルギーの有効利用に向けた取り組みが多数進められている。

この取り組みでは、風力など再生可能エネルギーで発電された余剰電力を水電気分解装置によって水素に変換し、水素ガスエネルギーとして貯蔵。必要に応じてその水素を燃料電池や水素ガスタービン等により電力に変換するというような実証実験が始まっている。

また、将来的には水素グリッドと電力グリッドの相互接続も想定される中で、相互に融通するエネルギーの量や属性等についての情報交換が必要になるため、これに関する通信プロトコルやデータモデルについての新たな標準化領域を検討することが必要である。

同調査事業は、電力と水素エネルギーの相互変換に関する国内外の事例の調査を通じ、ビジネスモデルの把握と理解を進めることにより、その後の相互連携に必要な設備間の情報交換内容の把握・整理を通じたユースケースの整理、更には標準化・協調領域の特定を進められるような素地を作ることを目的とし実施される。事業期間は、2018年3月20日まで。委託費は2,000万円以内。

具体的な調査事業の内容は下記のとおり。

国内外の事例を調査し、標準化・協調領域を探索

1.電力・水素エネルギー相互変換のビジネスモデルに関する国内外事例の調査

国内外の電力・水素エネルギー相互変換に関する実証実験等の取り組み事例を抽出し、事例の概要とビジネスモデルを調査する事業。対象とする事例は、電気と水素の相互変換、P2Gの取組の盛んな地域の先進事例を特定し、国内の事例、国外の事例から適宜適切な対象を選定する。

概要については、関係する組織・企業、取り組みの目的と内容、スケジュールなどの情報を把握する。ビジネスモデルについては、発電・水電気分解・水素貯蔵・水素利用など、システム全体の流れと構成を整理する。

2.関連規格の調査

電力・水素エネルギーの相互変換に関連する規格に関して、有識者・専門家からの情報収集等で整理・把握したうえで、NEDOと情報の共有、討議を行う。

3.標準化・協調領域の探索

1、2の調査内容を踏まえ、有識者・ 専門家との意見交換等も行いながら、標準化・協調領域について、NEDOと討議を行う。

調査はNEDOとの情報共有が条件

同調査は、文献調査、ヒアリング、海外に有識者を派遣して現地調査を行い、有識者・専門家との意見交換や研究会等を適宜実施してNEDOと情報共有しながら進める。

ヒアリングについては、委託先が持つ国内外のネットワークの中から、関連の事業者や業界団体等を含め、広く知見を持つ専門家からの意見を聴取すること。また、業務の実施にあたり、日本国内に1名以上の担当者をおく体制とすることも要件のひとつだ。

同公募の説明会は、6月28日(水)14時から、NEDO 2102会議室(神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー)にて開催される予定。事前登録は不要。資料は各自持参すること。

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