
住友電気工業(大阪府大阪市)は12月18日、NEDOの事業において、米国カリフォルニア州で現地の大手電力会社の変電所に設置した定置用蓄電池、「レドックスフロー電池(RF電池)」を電力卸売市場に接続し、供給力や調整力を提供する実証運転を開始すると発表した。
この実証運転では、RF電池の特長を生かし、周波数調整などのアンシラリーサービス市場(同時同量を実現するための調整力や予備力の市場)やエネルギー取引市場などで複数の取引を柔軟に組み合わせ、季節や時間帯に応じて最も収益が見込める運用手法を検証していく。
また、このプロジェクトは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、2015年9月に米国カリフォルニア州の経済促進知事室(GO-Biz)と基本協定書(MOU)を締結し、住友電気工業を委託先として、同州サンディエゴでRF電池の普及展開に向けた実証事業として取り組んでいるものだ。
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