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2℃シナリオにおける世界観(2050年)(出所:JR九州)
JR九州は2月17日、「気候関連財務情報開示タスクフォース」(TCFD)提言への賛同と、TCFDへの賛同企業で組織される「TCFDコンソーシアム」への参加を表明し、気候関連情報を開示した。今後、鉄道事業での省エネ型車両導入や建物の省エネ化などの既存の取り組みを進めるとともに、2050年CO2排出量実質ゼロに向けたロードマップを策定することを明らかにした。
同社は2020年9月、環境省のTCFDに沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業に参加。鉄道事業の気候変動の影響について、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)や IEA(国際エネルギー機関)などの専門機関が描く2℃と4℃のシナリオに基づき、分析を実施した。
2℃シナリオでは炭素税の引き上げや再生可能エネルギー電力の普及によるコストの増加が見込まれる一方で、
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