国内での鉛供出量はひたすら減少傾向を辿っている。特に、鉛バッテリースクラップを原料として再生鉛を生産する二次精錬からの供給量は大幅に低下。廃バッテリースクラップの韓国向け輸出急増による原料集荷減で今年は生産能力比50~60%減というかつてない厳しい状況に追い込まれている。年間6万~8万トンの再生鉛供給量は2012年ではこの半分の3万~5万トン程度まで落ち込むことが予想される。
11月の鉛バッテリースクラップ輸出量は前年同月比2.8倍の7,357トンはほぼ全量が韓国向け。11月までの累計輸出量は68,561トンで過去最高を更新している。