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導入決定!LED照明

国宝、色鮮やかに 自然光に近い光で照らす有機EL

環境ビジネス編集部

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世界に3碗のみ現存するという国宝の「曜変天目(茶碗)」や、重要文化財の「油滴天目(茶碗)」をより自然光に近い姿で見せようと、静嘉堂文庫美術館は一部の展示ケースの照明に有機ELを採用し、繊細な色合いを引き出した。

有機ELを備えた展示ケース。自然光に近い発色と演色性の調整により最適な明るさを表現

有機ELを備えた展示ケース。自然光に近い発色 と演色性の調整により最適な明るさを表現

電圧をかけると自ら発光する有機ELは蛍光灯など従来の照明と比べて薄く軽いだけでなく、発熱量が低く紫外線や赤外線なども含んでいない。このため目や肌に優しいだけでなく、紫外線での劣化を恐れる古美術などの照明にも適している。こうした有機ELの特性を活かした展示ケースを一部採用したのが静嘉堂文庫美術館だ。

同美術館は、13年1月22日から3月24日にかけて、「曜変・油滴天目-茶道具名品展-」を開催した。

曜変天目、油滴天目とは黒釉地の表面に小さな斑紋が散らばり独特の青銀色の光沢のある、すりばち形状をした茶碗のことだ。展覧会の見所のひとつになったのも茶碗の内側と外側にある斑紋の美しさだった。

この茶碗の展示に際し、美術館は「太陽光の下で見るよう自然に近い姿や色合いを出せないだろうか」と考え、有機EL照明を備えた展示ケースを4台導入した。

光量や演色性を調整

新しい展示ケースは、従来と同様に展示物の上下からすりガラスを通して光を当てる方式だったが、天井にNU蛍光灯の代わりに12枚のパネル状(97mm角)の有機EL照明が取り付けてあった。同館の学芸員は「特に注目したのは自然光に近い発色と光量の調整だった」と指摘する。

(※全文:1,247文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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