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雷対策を忘れるな

雷対策はリスクマネジメントで考える IEC規格では対応不十分な冬季雷

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雷対策について横山氏は「リスクマネジメントを念頭に置いて実施すべき。人家が近くにあるかどうかでも変わる」と語る。風力発電設備は設置される場所によってそのリスクが変わる。北海道南部から山陰にかけての日本海側は雷の発生しやすい対策重点地域で、その他の地域と違う。また冬季雷と夏季雷では放電の際の電荷量も大きく異なり、その被害にも自ずと違いが出る。「冬季雷は同じ雷かと思うほど差がある。高構造物に落雷が集中しやすく、放電1回あたりの電荷量が極端に大きいのが特徴で、雷電流波高値の大きいものがある」と指摘する。

このため対策重点地域ではブレード、電力機器・制御機器、設備全体で対策を万全に施す必要があり、特に冬季雷は300クーロンを超えるので注意が必要となる。

(※全文:1,192文字 画像:なし 参考リンク:なし)

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この記事の著者

横山 茂氏
横山 茂(よこやま・しげる)

 1947年3月5日仙台市生。1969年5月 東京大学工学部電子工学科卒業。同年(財)電力中央研究所入所。電気絶縁部長、首席研究員などを経て、2009年同所研究顧問、2012年3月退職。2011年11月より静岡大学工学部 客員教授。主に、電力設備、建築物、風力発電設備、人体などの雷害対策の研究に従事。工学博士。2001年4月~2007年3月九州大学教授兼任。2001年電気学会副会長。現在IEC TC81(雷保護)国内委員会委員長。1989年電気学会著作賞、1993年同論文賞、2003年同業績賞、2010年同進歩賞などを受賞。

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