日本で木質バイオマスは「儲かる」ビジネスになり得るのか?(3)

  • 印刷
  • 共有

2015年からFITにてバイオマス発電の一部の買取価格が40円/kWhに値上げされた。太陽光発電の買取価格が下がりつつある中で、バイオマスにビジネスチャンスを感じる人が増えてきている。神奈川県最大の林業家でBioフォレステーション 代表取締役社長 近藤 亮介氏は自身の経験をもとにバイオマス発電事業の今と未来について、事業構想大学大学のプロジェクト研究で語った。今回は、再録の3回目となる。

買取価格が32円から40円に

バイオマスで「儲けられる」か?日本の林業は様々な問題を抱えている状態だが、現在日本ではバイオマス発電の新規参入者がぞくぞくと増えている。2015年よりバイオマス発電の固定価格買取区分で2000kW未満の未利用木材の買取価格が32円から40円に変更され、ビジネスチャンスを狙う人達から熱視線を浴びているのだ。2015年から2016年の間で、バイオマス発電所の数も4倍に増える予定だ。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事