これまで各需要家内でしか活用されていなかった需要家側エネルギーリソースについて、束ねる(アグリゲートする)ことで仮想発電所としてコントロールでき、市場取引や相対取引を通じた調整力としての活用も期待される。その結果、以下のようなメリットが生じる。
- 需要家側エネルギーリソースが市場参加する結果、マーケットメカニズムを通じてより高コストの電源を代替し、電力コストの引き下げに貢献。
- 今後、更に導入が拡大していく需要家側エネルギーリソースについて、アグリゲーターが需要家と系統運用者の間に立ち、コントロール下の需給を制御することで系統安定化や再エネの最大限の活用に貢献。
- 現在は十分に活用されていない需要家側エネルギー機器(蓄電池やEV、コジェネ、エネファーム、EMS等)について、アグリゲーターがより効果的に遠隔制御することで投資対効果を向上。
- 小売自由化により多様なプレイヤーの参入が進む中で、新たな電力ビジネスを創出。
エネルギー・リソース・アグリゲーションの範囲
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エネルギー・リソース・アグリゲーションの範囲は、需要家等の創エネルギー機器・設備、蓄エネルギー機器・設備、負荷機器・設備。これらを遠隔操作等する。ことによりネガワット(下げDR)・需要創出(上げDR)・ポジワットをアグリゲートする