サーキュラー・エコノミー:グローバルビジネス

ごみ危機がイタリアを変えた! 分別収集で開発が急がれた生分解性プラ

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都市の高層住宅にはベランダに置けるような小さなUMIDO容器、合同ゴミ置き場や飲食店厨房には大きなUMIDO容器を。

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都市の高層住宅にはベランダに置けるような小さなUMIDO容器、合同ごみ置き場や飲食店厨房には大きなUMIDO容器を

イタリアと聞くと、失礼ながら、ごみが街角に散乱しているイメージがあって、ごみ問題や脱プラ対策(本稿ではプラスチックをプラと表記)が進んでいるとは思えないのではないだろうか。実は90年代初頭、ごみの埋め立て場が満杯となり、ごみ政策の大転換を迫られたイタリアは、国をあげて有機ごみの分別収集をスタートし、ごみの大幅削減に成功。分別収集した有機ごみのコンポスト化やバイオガス化で、世界をリードする。この革命的ともいえるごみ処理の再設計で必須だった有機ごみ専用袋のために、生分解性プラが世界に先駆けて飛躍的に進んだのだ。

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