2000年頃から風力発電所の建設事業に取組み、現在までに、国内で稼働する陸上風力発電施設の2割強を手がけてきた清水建設。再エネの普及に向けた動きが加速する中、5兆円超と見込まれる洋上風力発電施設の建設市場を視野に、約500億円を投じ、自航式SEP船の建造にも着手した。清水建設の風力発電への取組みを、代表取締役会長の宮本洋一氏に聞く。

宮本洋一氏
清水建設株式会社 代表取締役会長
再エネへの転換は喫緊の課題
清水建設の創業は1804年。越中富山に生まれた初代清水喜助が江戸・神田鍛冶町で大工業を開業したことに始まる。以来210年以上にわたり、“誠実なものづくり”の精神を受け継ぎ、事業を継続してきた。
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