「脱炭素社会」への取り組みが世界的に進む中、交通・輸送の分野も例外ではない。シリーズ「環境×空気」。今回は空気中のCO2を回収し安価な航空燃料の普及を目指すオランダの企業と、トラックから排出されるCO2を車上で回収し液化・貯蔵するスイスの大学の取り組みを、岩澤里美氏が紹介する。
回収CO2で安価な飛行機燃料
飛行機のCO2排出量削減は大きな課題だ。11月初めから、ANAホールディングスが定期便にSAF(持続可能な航空燃料。いわゆるバイオジェット燃料)を使い始めた。この導入により、同社では石油由来のジェット燃料よりもCO2排出を90%削減できるという。
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