空気中のCO2は森林だけでなく、海の海洋生物(海藻や海草)にも吸収されている。森林が吸収・固定するCO2はグリーンカーボン、海洋生物に取り込まれた炭素はブルーカーボンと呼ばれる。こう区別したのは国連環境計画(UNEP)で、海域をCO2吸収源の新しい選択肢として提示した。ブルーカーボンは、堆積物中に最大で数千年程度固定される。
その効果を積極的に活用していこうと、日本では2017年より、国土交通省港湾局も支援するブルーカーボン研究会が検討を重ねている。また、ブルーカーボンの事業を進める自治体や企業も出てきている。この海藻の特性を利用した事業は、他国でも進められている。
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