マルハナバチを巡る、農業用生物資材における外来生物問題(後編)

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近年、注目を浴びている外来生物問題。実際の例を引き合いに、五箇先生に外来生物問題の舞台裏で国立環境研究所が行っている対策や人間の責任などについて語ってもらった。(前編はこちら

駆除が進まない野生化個体群

図4 種間交雑実験 【写真 左】セイヨウオオマルハナバチのオス(左)と在来種エゾオオマルハナバチ女王(右)の交尾 【写真 中央】交尾後に産卵を開始したエゾオオマルハナバチ女王 【写真 右】生まれた受精卵。これらの卵は肺発育が失敗して全て死にいたる。つまり種間交雑は、女王を不妊化させ、繁殖を妨げる。実際に野外で種間交雑が進行していることが明らかになった。 写真提供:岐阜大学・土田浩二
図4 種間交雑実験
【写真 左】セイヨウオオマルハナバチのオス(左)と在来種エゾオオマルハナバチ女王(右)の交尾
【写真 中央】交尾後に産卵を開始したエゾオオマルハナバチ女王
【写真 右】生まれた受精卵。これらの卵は肺発育が失敗して全て死にいたる。つまり種間交雑は、女王を不妊化させ、繁殖を妨げる。実際に野外で種間交雑が進行していることが明らかになった。
写真提供:岐阜大学・土田浩二

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