脱炭素と廃棄物

「市場供給された約9割は使用後に廃棄」リサイクルを阻む障害とは?

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海外、特に欧州(EU)においては、繊維産業における人権や環境などへの配慮に関する取り組みが加速している。2022年3月、欧州委員会(EC)は、2030年までにEU域内で流通する繊維製品にリサイクル繊維を大幅に活用することなどを目標とする「持続可能な循環型繊維戦略」を公表した。

グローバルに産業競争力を維持・強化に必要なものとは?

近年、繊維産業はエネルギーや水などの使用による環境負荷が大きいとの指摘があり、ファッション分野におけるサステナビリティについての関心が高まっている。特に、資源循環を含む環境への取り組みについては、近年、ESG投資などの浸透もあり、投資家や生活者からの関心が高い。

他方で、日本の繊維産業が企画・製造する繊維製品は、海外拠点での生産の割合が高く、輸入のほか、欧州などの第三国への輸出が増えている。こうした中、国内繊維産業は今後、産業競争力の維持強化に向けて、環境負荷の低減などが欠かせない。

国内の繊維産業の概況

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