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最終更新日:2017年12月15日

インベントリ

環境ビジネス編集部
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GHGインベントリ 二酸化炭素の部門別排出量
インベントリでは、二酸化炭素の部門別排出量などがまとめられている(2014年のもの)
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インベントリとは

「温室効果ガス排出・吸収目録」、「温室効果ガスインベントリ」、「GHGインベントリ」とも呼ばれる。ある国や地域(自治体)、組織が1年間に排出・吸収する温室効果ガスについて、どのようなガスの種類があるか、どのような活動が起因しているかなどを示す一覧のこと。

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)で先進国(附属書1国)に毎年の作成が義務付けられており、この値をもって気候変動対策を進めるため、MRV(Measure:測定、Report:報告、Verify:検証)する仕組みの高精度化が図られている。日本では国立研究開発法人 国立環境研究所が作成を担当している。

GHGインベントリ HFCsの経年排出量
HFCsは排出量が増えていることがわかる
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途上国では正確なデータが採れていない

他方、途上国(非附属書1国)は毎年作成する義務がなく、また作成していても十分にMRVする技術・リソース・組織がなく、正確なデータが取得できていないため、温室効果ガス削減対策の立案が難しくなってしまうことが課題視されている。

2017年現在、こうした状況改善のため、国際会議の場では途上国の温室効果ガスインベントリの作成に対して、先進国(附属書1国)からの資金的・技術的支援が議題のひとつとして議論が進められている。


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環境ビジネス編集部

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環境ビジネスは、温暖化防止のための世界で初めての国際協定である京都議定書が1997年に採択されたことを受けて、その翌年創刊しました。当時、『21世紀は、環境の世紀』といわれ、私たちは、新たな時代の到来はもちろんのこと、新たな産業の息吹を感じ、環境に関するビジネスに役立つメディアを出版することになりました。ウェブマガジン「環境ビジネスオンライン」では、環境業界の注目ニュース・最新トレンド・政策・企業情報解説記事など、実務に役立つ情報・サービスを提供しており、多くの実務層の方々にご参照いただいています。

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