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UL、メガソーラーの総合検査サービスを開始 発電所そのものの取引などに

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米国の第三者安全科学機関UL Inc.の日本法人であるUL Japan(三重県伊勢市)は、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設立案から実用化に至るまでの全プロセスを対象とした総合検査サービスを開始したと発表した。

再生可能エネルギーの固定価格買取制度の施行により、メガソーラーの建設が相次ぐ一方、電力の買取期間保証が20年間に及ぶメガソーラーを取引するビジネスが始まっている。発電設備を売買する上では、その設備が優良な施工に基づいた設備であり、優良資産であることを実証するが重要となってくる。

加えて、完工後も定期的な検査を実施することで、設備の資産価値の維持向上も求められる。UL Japanが提供するメガソーラー向けの総合検査サービスは、設備の資産価値を実証するだけでなく、その価値の維持向上も可能とすることで、発電所取引ビジネスをサポートする。

本サービスは、国内外の太陽光発電事業者のみならず、施工業者、PVモジュールメーカー、太陽光発電事業に融資する金融機関、その他のエネルギー関連メーカーを対象に実施する。

メガソーラー発電所向け総合検査サービスの具体的な内容は以下の通り。

建設前 (企画・立案・申請)

立地条件評価、発電収量評価、技術アドバイザリー、測定サービス(出力検査、PID耐性試験)

建設中~完工 (施工・進捗管理・完工検査)

設計監理・施工進捗・品質管理、完工確認・検査

完工後 (維持・管理・劣化診断)

現地測定サービス、性能監視・劣化診断・不良検出、ラボ測定サービス、モニタリングサービス、保守・メンテナンスサービス

UL Japanは、本サービス開始に先駆け、三重県伊勢市にある「伊勢二見メガソーラー光の街」において完工確認・検査サービスを提供した。UL Japanは、経済産業省が定めた電気設備に関する技術基準に準拠して設計された発電設備が、設計図面に基づき忠実に建設、完工されたことを確認・検査した。

メガソーラーの建設プロジェクトが全国規模で相次ぐ中、設計・調達・建設にわたる全行程を一括で請け負うEPC契約コストが激しい競争に晒されている。発電所取引ビジネスという観点からだけでなく、太陽光発電設備そのものの安全性および信頼性をいかに実証するかが、新たな課題となっている。

政府による再生可能エネルギーの普及促進策である固定価格買取制度と並行して、メガソーラーなどの太陽光発電所の安全性と信頼性を実証するための法規制整備が期待されている。具体的な解決策として、中立な立場から客観的に安全性検査を実施する第三者機関がある。

日本を含め世界5カ所で太陽光発電に特化した試験設備を保有しているULは、PVモジュールに関するIEC(国際規格)、JIS(国内規格)、UL(北米規格)、EN(欧州規格)などのあらゆる規格に基づいた安全性および性能試験サービスをグローバルに提供している。UL Japanはこれまでに培った知見を活かし、ニーズに対応したメガソーラー向けの総合検査サービスを提供する。

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