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九電、離島で蓄電池制御の実証 協力する太陽光・風力発電事業者を募集

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九電、離島で蓄電池制御の実証 協力する太陽光・風力発電事業者を募集

九州電力は、離島において太陽光風力の導入拡大を図りつつ、電力の安定供給を維持するため、蓄電池を導入し、再生可能エネルギーの出力変動を抑制するための実証事業を実施する。これに伴い、本実証事業に協力する太陽光・風力発電事業者を募集する。対象離島において太陽光・風力の導入を検討している事業者は、本実証事業に協力することにより、蓄電池等の対策が不要となる場合がある。

本実証実験は、新たに環境省の補助事業「再生可能エネルギー導入のための蓄電池制御等実証モデル事業」の採択を受け、「離島における再生可能エネルギー導入拡大に向けた蓄電池制御実証事業」として実施するもの。

蓄電池の設置場所と蓄電池容量

蓄電池の設置場所と蓄電池容量
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今回、蓄電池を設置するのは、長崎県の対馬(蓄電池容量 3,500kW)、鹿児島県の種子島(蓄電池容量3,000kW)、奄美大島(蓄電池容量2,000kW)の合計3島(蓄電池容量 8,500kW)。実施期間は平成25年度~平成28年度を予定(補助対象期間:平成25年度)。蓄電池の種類はリチウムイオン電池。実証事業では、離島の需要規模や系統構成、再生可能エネルギーの設置状況等に応じた効果的な蓄電池制御手法と蓄電池容量等を検証する。

離島においては、系統規模が小さく、系統の安定性を保つために、太陽光・風力発電設備の出力変動幅を制限する必要がある。この制限値を超えるような出力変動幅をもつ太陽光・風力発電設備の連系を希望する場合、蓄電池を組み合わせるなどの出力変動調整を行うことで、連系が可能になる。通常、蓄電池などの対策については、太陽光・風力発電事業者に実施するが、本実証事業に協力する事業者については、同社が設置する蓄電池を活用することにより、事業者による蓄電池などの対策が不要となる。

本実証事業への協力申込み受付期間は、4月1日から平成26年3月31日まで。申込み条件となる対象発電設備は、平成25年度中を目途に運転開始が可能な太陽光発電設備と風力発電設備。申込み1件当たりの容量は原則50kW 以上~1,000kW 以下。その他、転送遮断装置及び通信事業者回線(V-LAN)、発電出力測定装置の設置、実証事業期間中や蓄電池停止時の運用協力などをあげる。また、同社の蓄電池の運用開始日は平成26 年3 月末頃を予定しており、この運用開始後に太陽光・風力発電設備が連系可能となる。

同社は、国産エネルギーの有効活用、並びに地球温暖化対策として優れた電源であることから、太陽光・風力・バイオマス・水力・地熱などの再生可能エネルギーの積極的な開発、導入を推進している。離島における再生可能エネルギー導入拡大に向けた蓄電池の実証実験は、長崎県の壱岐においても実施している。

【参考】
環境省 - 地域主導による再生可能エネルギー導入のための緊急支援事業委託業務の採択案件について

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