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分散型電源の運転・管理アウトソーシング市場が急拡大、20年度には4割増か

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分散型電源の運転・管理アウトソーシング市場が急拡大、20年度には4割増か

再生可能エネルギー固定価格買取制度の下で、国内の分散型電源におけるO&M(Operation&Maintenance、運転管理業務および維持管理業務)のアウトソーシング市場が急拡大している。2012年度の同市場規模は前年度比4%増と拡大し、2020年度は2012年度比41.0%増に拡大する見通し。O&Mを一括してワンストップで委託するO&M包括市場も伸長している。

矢野経済研究所が、国内の分散型電源におけるO&Mのアウトソーシング市場(委託金額ベース)に関する調査を実施した結果として発表した。

2012年度の分散型電源のO&Mアウトソーシング市場規模は、前年度比4%増の3,005億円と伸長した。さらにその中で、O&Mを一括してワンストップで委託するO&M包括市場規模は、同12.2%増の1,002億円と大きく伸長した。

2012年7月にスタートした再生可能エネルギー固定価格買取制度では、電力の調達価格が高く設定された。これにより、太陽光発電システムを中心とした新規参入の発電事業者が急増しており、発電システムの設置・建設やO&M を専門事業者にアウトソーシングするビジネスモデルが一般化している。また、O&Mのアウトソーシング形態として、1つの事業者に発電システム全体を長期的・包括的にワンストップで委託するO&M包括契約件数が増加した。さらに、O&Mサービス事業者が発電システムを所有して、ユーザーにエネルギーを供給するオンサイト・エネルギーサービスの形態も増加している。

今後の分散型電源O&Mアウトソーシング市場規模は、各発電システムの導入ストック量の拡大に伴って急速に成長し、2020年度は2012年度比41%増の4,237億円に拡大すると予測する。また、2020年度のO&M包括市場規模も同118.5%増の2,189億円に拡大すると予測する。

本調査における分散型電源とは、コージェネシステム、太陽光発電システム、風力発電システム、バイオマス発電システム、廃棄物発電システム、小水力発電システムの6種類の発電システムをさす。いずれも、業務用や産業用に使用される分散型電源で、一般住宅用のシステムは含まない。

本調査における分散型電源のO&Mアウトソーシング市場とは、分散型電源の発電事業者がO&Mサービス事業者へ委託したO&M委託金額から算出した。また、本調査における分散型電源のO&M包括市場とは、O&Mアウトソーシングの一形態として、発電システム全体を1つの事業者に長期的・包括的にワンストップで委託するO&M包括契約を結んだ場合のO&M委託金額から算出した。O&Mアウトソーシング市場規模の内数である。

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