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家庭用蓄電池の利用、満足度は87% 積水化学などが調査

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家庭用蓄電池の利用、満足度は87% 積水化学などが調査

家庭用蓄電池を採用した家庭の満足度は87%。積水化学工業は、「家庭用蓄電池利用実態アンケート調査(2013)」を住環境研究所(千代田区)と共同で実施した結果を発表した。

本調査によると、蓄電池採用満足度は、太陽光発電システム(PV)ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)と蓄電池の3点セット採用による相乗効果もあり、特に「光熱費」や「非常時の安心」を中心に高く評価されていることがわかった。また、蓄電池の使い方はユーザーのライフスタイルによって大きく異なり、ライフスタイルにあった使い方の助言が必要であるなど、今後の課題も明らかになった。

積水化学工業は2012年4月に大容量PVと独自のコンサルティング型HEMS「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」の3点セットを搭載した「進・スマートハイム」を発売し、顧客に好評を得ている。

今回の調査は「進・スマートハイム」に入居した顧客を対象に、蓄電池の利用状況や満足度を把握するとともに、HEMSデータの解析により蓄電池の使用実態を明らかにし、今後さらなる顧客のメリット拡大を図る狙いから実施した。引渡しから半年経過時点での調査だが、蓄電池ユーザーの意識と実態を初めて数値的に明らかにしている。

顧客の蓄電池の採用に対する満足度は、「非常に満足」(44%)、「まあ満足」(43%)と、「満足」の合計が87%だった。その理由としては、「月々の光熱費が削減できる」(86%)と「非常時の電源確保ができる」(71%)という回答が突出して多かった。次いで「3点セットを採用できる」(50%)、「電力の自給自足で地球環境に貢献できる」(29%)、「最新の設備を導入できる」(25%)、「ピークカットなど電力事情への貢献」(19%)が続いている。

蓄電池採用後の満足度は「非常に満足」は男性が40%、女性は53%と、女性の評価が高いことがわかった。これは一般的に女性が家計管理をすること、また冷蔵庫の管理や調理など家事を担うことが多いことなどから、「光熱費」や「非常時」の点での高い満足度につながっているものとみている。

また、顧客のライフスタイル(消費電力量)や家族構成などにより、蓄電池の使い方(放電量)が大きく異なるという下記のような実態が明らかになった。

  1. 放電量が多い顧客(蓄電量をほぼ使い切る日が多い層)は家族人数が多く、消費電力量も多い傾向にあり、大容量の蓄電池が有効。
  2. 放電量が普通(ほぼ使い切る日とたくさん余る日が混在している層)の顧客は、満足している点で「月々の光熱費削減」のポイントがやや低い傾向が見られ、季節別、使用機器別など使用状況に基づいた「最適な放電時間」などのアドバイスが必要。
  3. 放電量が少ない顧客(蓄電量がたくさん余る日が多い層)は満足度が最も高くなっている。これは電力消費も少ないことに加え、「電力事情への貢献」などのニーズに対応できているためだと推測する。ただ、蓄電量が余ることが多いため、放電開始時間を早めるなど蓄電池の稼働率を高める使い方の提案が必要になる。

このほか、蓄電地の「モード設定」「放電開始時間」「残量」など使用状況を把握していない顧客が全体の1~2割存在することがわかった。蓄電池などの役割や使い方の理解度は満足度にも影響していた。又、HEMSへの追加項目について聞いたところ、「セキュリティ(防犯)管理」(59%)に続き「各家庭の蓄電池使用状況に基づいて最適な設定モードを知らせる」(52%)が高い比率になっていたことから、顧客それぞれへの蓄電池の使用についてのアドバイスが今後より重要になり、それにより経済性や省エネ性といった蓄電池のメリットの最大化を図ることができるようになると分析している。

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