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電気自動車「リーフ」のリユース蓄電池で大型蓄電システム 大阪で実証開始

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電気自動車「リーフ」のリユース蓄電池で大型蓄電システム 大阪で実証開始

住友商事は、電気自動車(EV)のバッテリー(蓄電池)を再利用する世界で初めての大型蓄電池システムを開発、大阪市此花区夢洲に設置を完了し、2014年2月から実証事業を開始した。

この蓄電池システムの規模は0.6MW/0.4MWh。日産の電気自動車「リーフ」16台分のリユース電池を使用している。最大24台分まで増設可能。

本事業の名称は「経済性の高い『大型EVリユース蓄電池システム』実証事業」。環境省の平成25年度「再生可能エネルギー導入のための蓄電池制御等実証モデル事業」に選定されている。今後3年間、隣接するメガソーラー「大阪ひかりの森発電所」(発電規模10MW)の出力変動抑制効果を測定すると同時に、将来大量に回収されるEVの中古電池(EVリユース電池)を活用し、大型蓄電池システムとして安全に運用する技術を確立する。

具体的には蓄電池システムの用途として以下の事項を検証する。

  1. 隣接するメガソーラーの出力安定化(出力変動抑制)実証
    需要家側に設置した蓄電池による系統レベルでの変動抑制
  2. 災害時に活用する非常用蓄電池システム
    災害時に施設への電力供給を維持
    (メガソーラーから本蓄電池システムへの電力供給試験も実施予定)

    住友商事は、日産自動車と共同で、EV用リチウムイオン電池の再利用に取組む合弁会社「フォーアールエナジー(4R)」を設立している。本事業のために開発したシステムの蓄電池部分には、4Rが開発した、EVリユース電池を安全に、かつ最大限利用する制御技術が使われている。また、本事業に使用するEVリユース電池は、EVから回収後、4Rにて検査・整備を行い、安全性と性能を確認した上で納入される。

    住友商事は、本事業を通じてEVリユース電池の新たな用途開発に取り組むと共に、この経済性の高い蓄電池システムを活用した新たなビジネス機会を検討していく。

    「大阪ひかりの森プロジェクト」とは、大阪市此花区夢洲の北港処分地の有効活用を目的としてスタートとした官民協働の企業参加型メガソーラー事業。住友商事のほか、ジュピターテレコム、NTTファシリティーズなど9社が参画する。

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