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福岡市北九州市で「太陽光発電による電気バス」運行 充電1回で80km走行

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福岡市北九州市で「太陽光発電による電気バス」運行 充電1回で80km走行

福岡県北九州市は、同市若松区響灘地区で、二酸化炭素などを一切排出しない「ゼロエミッション交通システム」事業を推進すると発表した。これは、太陽光発電で作った電力を大型蓄電池に蓄え、その電力を電気バスへ充電し、同市交通局管内で運行するもの。

電気バスの運行路線は、エコタウンセンター~JR戸畑駅、若松区役所~JR小倉駅新幹線口の2路線を候補としている。導入予定の電気バスは、東レ製のカーボンファイバー(炭素繊維)ボディーによる軽量化と、三菱重工製の高性能リチウムイオン電池の搭載により、充電1回当たりの最大走行距離80kmとなっている。

今後、整備の完了した部分から順次運用を開始する。当初は、通常の電力(系統電力)を用いて電気バスの運行をスタートさせ、今年10月頃に太陽光発電の運用を開始。来年4月頃に大型蓄電池の運用を開始し、システム完成をさせる予定。

北九州市「ゼロエミッション交通システム」概念図

北九州市「ゼロエミッション交通システム」概念図

事業の運営は、北九州市と民間事業者が協力して行う。民間事業者の中でも、市の第三セクター ひびき灘開発(HKK)と東レの子会社 東レエンジニアリング(TEK)は、新たに事業運営会社を設立し、システムの構築にあたる。北九州市は電気バスの運行を担当し、電気バスの供給者である三菱重工業の協力を得て、運行に関する技術的課題の解決等に取り組む。

同市では、「ゼロエミッション交通システム」を契機に、電気バスの輸入拠点、組立拠点及び関連産業の誘致へ結び付けたいと考えている。導入予定の電気バスは、日韓国際水平分業体制で、車輌の最終組立ては韓国の現地企業が行うため、誘致対象企業は、国内企業に留まらず外国企業をも視野に入れていく。

今後、同システムが日本国内で普及すれば、韓国から日本へのベース車輌の輸送が想定され、韓国側積出港となる釜山港から約200kmの距離に位置する響灘地区は、日本側の輸入拠点として注目を集めることが期待される。

北九州市は、都市ブランドとしての「世界の環境首都」及び「アジアの技術首都」を掲げ、環境と産業が調和した低炭素社会づくりに取り組み、また、新成長戦略の一環として、電気バスを含む次世代自動車産業の拠点形成を推進している。

【参考】
北九州市 - 「ゼロエミッション交通システム」について

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