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フォルクスワーゲン、ゴルフのFCVを発表 ホンダは米国でも水素ステーション整備

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フォルクスワーゲン、ゴルフのFCVを発表 ホンダは米国でも水素ステーション整備

フォルクスワーゲンは、ロサンゼルスモーターショーで、燃料電池を搭載したスポーツワゴンの研究車両、「ゴルフ ハイモーション」を世界初公開した。また、ホンダは、ロサンゼルスモーターショーの出展概要とともに、全米に水素ステーションを設置している「FirstElement Fuel社」に、1,380万USドルの支援を行うと発表した。

これによりカリフォルニア州において州の助成金とホンダからの支援を合わせて、12カ所の水素ステーションが設置可能となる。またカリフォルニア州は、水素ステーションの設置に向けて、今後数年でさらに2億USドルの助成金を交付する予定。ホンダは、燃料電池自動車(FCV)の普及に向けて必要なインフラ整備への支援を行いながら、FCVの導入を進めていく考えだ。

FirstElement Fuel社は、ガソリン車と変わらない移動の自由を提供することを目標に掲げ、カリフォルニア州における水素ステーションインフラストラクチャー整備を行う企業。

ホンダは、11月17日に新型FCV「Honda FCV CONCEPT」を日本で発表。このコンセプトカーをベースにしたFCVを、2015年度中に日本での発売を目指しており、その後、米国や欧州で展開していく予定。また、ホンダは、2020年までに米国における四輪製品のCO2排出量を2000年比で30%削減することを目標にしている。

なお、ホンダはロサンゼルスモーターショーには、全米で2015年に発売する、Acuraのエントリースポーツセダン「ILX」のマイナーチェンジモデルや新型「HR-V」の量産モデルなどを出展した。

フォルクスワーゲンが今回発表した前輪駆動方式の「ゴルフ ハイモーション」は、0~100km/hを10秒で加速する。燃料となる水素は、高度なテクノロジーで製造されるカーボンファイバー製のタンクに貯蔵される。4つに分けられたタンクは、スペース効率を考慮して、ボディ下部に配置。わずか3分で完了する水素充填による走行可能距離は、約500kmに達する。

このクルマの基本設計は、フォルクスワーゲンが開発し、グループ全体で共有しているモジュラー トランスバース マトリックス(MQB)をベースにしている。同社は、このMQBを使用することで、ゴルフは、利用できるすべての駆動方式を採用可能な世界初のモデルシリーズになると説明する。

ゴルフ ハイモーション

ゴルフ ハイモーション

現在「ゴルフ」は、ガソリンエンジン(TSI)とディーゼルエンジン(TDI)、天然ガス(TGI)、電気駆動(e-ゴルフ)、そして、プラグインハイブリッド(ゴルフ GTE)があり、すでにそれぞれのモデルが市販されている。「ゴルフ ハイモーション」により、FCVもMQBをベースに実現できることを今回初めて証明した。

しかし同社は、市販するためには研究開発をすべて完了し、一般の消費者が購入可能な価格帯となること、そして何よりも水素インフラの整備が必須となると考えている。それは、水素燃料ステーションの広範囲なネットワークの構築だけでなく、水素そのものの生産も課題となる。水素の生産に用いられるエネルギーが再生可能なものであって初めて、水素が駆動エネルギー源としての意義を持つようになると述べている。

また、フォルクスワーゲンは、競合メーカーとは異なり、量産モデルに代替駆動パワートレインを採用する戦略を推進している。それは、電気自動車の「e-ゴルフ」やプラグインハイブリッドの「ゴルフGTE」で現実のものになっており、今後の燃料電池車も、日常生活で実用的に使用でき、魅力的な価格の量産車として生産する予定だ。こうした目的を念頭に置きながら、米国製の「パサート」をベースに、「ゴルフ ハイモーション」と同じ駆動コンポーネントを用いた何台かの研究車両を製作している。「パサート ハイモーション」の研究車両は、現在、カリフォルニアの公道でテストを実施している。

なお、2014年ロサンゼルスモーターショーは、プレスデーが11月18日~20日で、一般公開日は11月21日~11月30日。

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