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地熱発電所で余った熱水、地熱バイナリー発電に再利用 27MWに5MW追加

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地熱発電所で余った熱水、地熱バイナリー発電に再利用 27MWに5MW追加

出光興産(東京都千代田区)は1日、100%子会社である出光大分地熱株式会社の滝上事業所(大分県玖珠郡九重町)において、地熱バイナリー発電所の建設を開始したと発表した。2017年3月の運転開始を目指す。

完成後の発電容量は5,050kW、年間発電規模は3,100万kWhで、国内で最大級のバイナリー発電所となる。稼働後は固定価格買取制度を活用して地熱発電事業を行う。

バイナリー発電は、低沸点媒体を用いることで、従来の地熱発電では活用できなかった低温の蒸気・熱水での発電を可能にする発電方式。

滝上事業所は、もともと九州電力の滝上発電所(大分県玖珠郡九重町)に発電用蒸気を供給している事業所だ。九州電力の滝上発電所は、事業用としては九州では5番目、全国では11番目の規模をもつ地熱発電所で、発電容量は27,500kW(定格出力)。発電部門を九州電力、蒸気部門を出光大分地熱が担当し、共同で運営している。

今回建設するバイナリー発電所では、滝上発電所に供給している蒸気に付随して噴出する熱水を活用して発電する。この発電設備については、2015年5月に富士電機が受注したと発表している。富士電機は発電設備全体の設計、調達、製作、建設を一括で請け負う。

出光興産は今後も、地熱をはじめとした国産の再生可能エネルギーによる電力供給を拡大していく考えだ。

滝上バイナリー発電所位置図

滝上バイナリー発電所位置図

出光大分地熱の滝上事業所について

滝上事業所は、1996年の九州電力の滝上発電所の操業開始以来、出力25,000kWに相当する発電用蒸気を供給してきた。その後、2010年6月の九州電力による27,500kWへの出力増強にも対応し、19年間にわたり国内トップクラスの高い設備利用率の維持に貢献している。

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