「温室効果ガス削減目標にかかる費用はもっと少ない」 京大など研究で解明
京都大学などの研究グループは10月21日、日本の2050年温室効果ガス(GHG)削減目標にかかる費用について、新しいシミュレーションモデルを用いて分析を行った結果、従来の試算よりも格段に小さいことが明らかになったと発表した。
日本は、温暖化対策の長期的な目標として2050年にGHG排出量を80%削減するという目標を掲げている。この目標達成のためには風力や太陽光といった再生可能エネルギー大量導入などのエネルギーシステムの大幅な変革が必要となると指摘されている。一方で、これまでの研究では、この削減策を実施した場合、エネルギーシステムの変革などに必要となるマクロ経済損失(GDP損失)は2~8%といった値が報告され、GHG削減は大きな経済負担という見解もあった。
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