ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスのリード・アナリスト兼東京支社マネージャー 中村 有吾
最終更新日: 2012年12月26日
前々回のコラムで、ドイツの太陽光買取の制度変更について解説した。本稿では、その後の展開について取りまとめてみたい。
ドイツ政府は、新しい買取価格設定メカニズムを導入した。同国の太陽光発電累計設置容量は約30GW。目標の52GWに達した時点で固定価格での新規買取を打ち切る(ただし、フィード・イン、つまり、優先接続は継続する)ことにしているが、目標に向けた今後の新規設置が「過熱しすぎず、冷めすぎない」仕組み作りを目指したようだ。具体的には、買取価格を毎月改定することとし、その改定幅(逓減率)を新規導入量に応じて変化させるやり方だ。
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