電力会社による接続拒否をなくすための4つの提言

2014年7月31日。来日した、国際太陽エネルギー学会（ISES）会長のデビッド・レネ氏の講演会が、自然エネルギー財団主催で開催された。テーマは「太陽光発電の世界的な拡大と日本への提言」。太陽光発電の現状と今後の可能性についてレポートするシリーズの第3回は、産業用太陽光発電の設置増加に伴い問題化している系統への接続についてお伝えする。

準備さえすれば系統への連系はスムーズに

先般、メガソーラーだけでなく、比較的手軽に固定価格買取制度の恩恵を得られると人気の低圧連系（50kW未満）が急増している。8月6日に経済産業省が発表した資料によると、制度開始から4月までの再生可能エネルギー全体の累積導入量は977万kW。