地方自治の現場から

栃木県における温泉熱利用普及拡大に向けた取組み

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1.はじめに

近年のゲリラ豪雨をはじめとする異常気象の頻発など、地球規模での温暖化の影響が指摘されており、地球温暖化の問題は、まさに世界共通、人類が結集して取組むべき喫緊の課題となっている。また、東日本大震災を契機とした電力需給の逼迫から、再生可能エネルギーへの注目が一層高まり、全国各地でその導入が進んでいる。

栃木県においては、平成21年度に「とちぎ環境立県戦略」、翌22年度には「栃木県地球温暖化対策実行計画」を策定し、平成32年度の温室効果ガス削減目標として、平成17年度比マイナス4.7%を掲げ、再生可能エネルギーの導入促進など、様々な地球温暖化対策の施策に取組んでいる。特に本県は、冬季の晴天日数、河川の豊富な水量、森林資源、温泉などの自然特性に恵まれており、太陽光発電を中心に、小水力発電や木質バイオマス発電など様々な分野への参入が活発化している。

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