食品廃棄物モラルハザード

(第1回)廃棄物の転売問題の本質は廃棄物処理法の限界性にある!

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環境関連法令の中でも最も規制が厳しいといわれる、廃棄物処理法を揺るがす大きな事件が発生した。今、報道を騒がしている食品廃棄物の転売事件である。産業廃棄物として処理委託されていた食品廃棄物が、その産業廃棄物処理業者によって転売されていたのである。処理業者は、処理委託された食品廃棄物を処分したとして電子マニフェストに虚偽の処分終了報告を行っていた。この転売は処理委託元のパート従業員が本来、一般に出回らない商品がスーパーで売られていることに気付いたことで発覚した。

食品廃棄物の転売事件の全体像 食品廃棄物の転売事件の全体像

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