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「あたらしくて、なつかしい」 共生の未来像を提示する

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生物多様性と人類の未来

生物多様性という言葉は単に生物の種類や数の多さを示すものではなく、地球上に存在する生物や生命活動の豊かさを表す概念といえる。また、生物多様性は、それ自体が長い生命進化の歴史の中で形作られてきたものであり、人間が勝手にそれを喪失させていいというものではない。さらに、近年のバイオテクノロジーの発達などにより、生物のもつ遺伝資源の価値の重要性が認識されつつあるとともに、「生態系サービス」という概念が、生物多様性に対する認識を大きく変えつつある。

一方、私たち人間のほとんどは、主食をコメ、ムギ、オオムギ、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、タロイモ、キャッサバという八種の植物に依存している。特にコメは、主食として全人口の半分が依存しているとさえいわれる。これは、人類の発展が、種の選抜や生物の「一様性」を進めることによって効率性を向上させ、成し遂げられてきたということを象徴している。ただ、これもその母体となる豊かな多様性があってこそ可能となる所作といえる。

(※全文:3,581文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

鈴木 渉
鈴木 渉(すずき・わたる)
国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)シニア・コーディネーター
持続可能なランドスケープ及びシースケープの利用を目指すSATOYAMA イニシアティブを担当。著書に『儲かる農業をやりなさい!/世界が注目するSATOYAMA』(マネジメント社)などがある。
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