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COP21で何が決まったか ― パリ協定の意義と課題

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歴史的合意たるパリ協定

2015年12月12日、フランス・パリで開催された気候変動枠組条約締約国会議(COP21)は、パリ協定を採択した。京都議定書採択以来18年ぶりの温暖化防止の国際条約である。先進国、途上国の区別なく、すべての国が、削減目標を提出し、その目標達成のための対策の実施を国際的に約束する歴史的合意だ。

気候変動枠組条約が採択された1992年当時、人口で20%ほどを占める先進国が世界の70%以上の温室効果ガスを排出しており、先進国がまずは削減義務を果たす仕組みは理にかなっていた。

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