SCCビジネスは今後、本格化
スマートシティやスマートコミュニティ(以降、SCC(Smart City and Smart Communityと記載する。)と聞いて、皆さんはどのような印象を持つだろうか。一時、大きなブームになり注目を浴びたが、最近はブームが去ったという見方もあろう。先日、『SCCと聞くと、我が国では既に終わった感があるが、欧州ではディベロッパーを中心にビジネスが盛り上がりを見せている』といった記事を掲載している新聞もあった。完全に終わったか否かは別にして、一時のブームが去ったという印象は我が国には共通のものであるようだ。ブームの後に、本当のビジネスが立ち上がることは珍しいことではない。一方で、ブームの終了とともにビジネスが立ち上がらず、そのまま終わってしまう新ビジネスも少なくない。SCCはどちらなのだろう。
結論から先に言うと、筆者は、これからが本当のビジネスだと思っている。そして、うまくすると、スマートなまちづくりは、国内のみならず海外でも有力なビジネスになり得ると思っている。しかし、そのためにはこれまでの活動の結果を真摯に踏まえ、マーケット指向の観点からビジネスモデルを再構築し、戦略的に取組んでいくことが不可欠だ。
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