エネルギーをデザインすると地域が変わる!

持続可能な農業がもたらす新たなビジネスチャンス(前編)

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エネルギー消費型農業からエネルギー創造・利用型農業へ

FAO(国際連合食糧農業機関)は、2050年の世界人口97億人を養うためには、食料生産全体を現在よりも1・7倍引き上げる必要があるとしている※1。しかし、近年の異常気象や干ばつなどの気候変動は、農作物の収穫量に大きな影響を及ぼしている。観測史上初の相次ぐ台風上陸の影響により、北海道産ジャガイモが不足し、ポテトチップスが販売休止に追い込まれ、日本全土に衝撃が走ったのは、記憶に新しいところである。

農業セクターは、世界の温室効果ガス排出量の5分の1を占めており※2、食糧供給だけではなく、気候変動緩和においても重要な役割を担っている。現在、『AgTech(農業×テクノロジー)』の普及が進められているが、世界的な食糧問題と気候変動問題の解決を視野に、早くも次のビジネスチャンスとなる『第4次農業革命(農業×バイオテクノロジー)』が動き出している。

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