企業のサプライチェーン上のCO2排出量である「SCOPE1,2,3」の算定に当たっては、その目的や対象範囲を明確にし、自社のサプライチェーン上の排出量を体系的に把握していくことが重要である。本講義では、SCOPE1,2,3算定の基本的な進め方について解説する。
目的の明確化
SCOPE1,2,3算定にあたっては、まずその目的を明確にすることが重要である。SCOPE1,2,3は、自らの排出だけではなく、購入した製品や原材料、サービスに伴う排出や、輸送に伴う排出、さらには製造・販売した製品・サービスの流通・使用・廃棄段階での排出など多岐に及ぶ。
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