環境ブランディング 環境証書、カーボンクレジットなど「環境価値」の活かし方と注意点

グリーンウォッシュ対策、企業はどう取り組むべき? 最新動向を踏まえて解説

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気候変動分野を中心とした環境金融コンサルティング業務に長年従事し、政府、機関投資家、事業者などへ、気候変動を含む環境金融やサステナブルビジネスの領域で調査・アドバイス・講演などを行ってきた吉高 まり氏。いま、企業にとって環境がどんな位置付けになっているのか。世界的な潮流も踏まえ、動向について聞いた。

環境ブランディングが必須の時代が到来

現在、環境への取り組みは、企業においてどのような位置づけになっているのでしょうか?

環境問題への対応を社会的責任として企業が捉え、対応策を打ってきた時代から、近年は欧米でグリーンディールと言われるように、グリーンで経済を回していく、グリーン経済が主流になってきています。環境は企業にとって、単なる社会的責任ではなく、本業におけるリスク、あるいは新たなビジネスチャンスを生むものに変化しています。

こうした動きの背景には、環境の課題が多様化し、ブラックスワン(発生時期や被害範囲の予想ができない事象)並みに想定外のリスク、見えないリスクが増えてきたことがあるかと思っています。

環境の位置付けが変わる中、企業ブランディングにおける環境ブランディングの必要性は?

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