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電通、「サステナビリティコンサルティング室」発足 企業の脱炭素経営を支援

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2023年1月、電通は新組織「サステナビリティコンサルティング室」を発足した。広告・コミュニケーションの分野で企業を支えてきた電通が、そのノウハウを活かし企業のサステナビリティ経営をサポートする。新組織成り立ちの背景や、独自のコンサルティング手法など、同室の事業推進コンサルティング部長・三笘 亜樹氏に聞いた。

専門性の高い人材が集結した混合チーム

宣伝やプロモーションのイメージが強い電通。しかし近年、クライアント企業のニーズが変化し、ビジネストランスフォーメーション(BX)やデジタルトランスフォーメーション(DX)に対する支援をすることが増えてきている。そうしたなか、サステナビリティ領域に対する支援を求める声も高まっており、2023年1月に「サステナビリティコンサルティング室」を設置した。

「サステナビリティコンサルティング室には、BXやDXをサポートするチームのほか、クリエイティブチーム、PRチーム、デジタルやシステム領域の知見を持った人材もグループ会社から出向してきています。専門性の高い人材が集結し、サステナビリティに関する知見とスキルを一元化した組織であることが特徴です」

電通サステナビリティコンサルティング室の組織図
電通サステナビリティコンサルティング室の組織図

企業におけるサステナビリティの取り組みは、戦略策定から実行のフェーズへ移っている。実際のアクションに際し、「戦略をつくったが実施がついてこない」「実行に移すものの単発にとどまる」といった悩みが浮き彫りになってきている。

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