洋上風力発電が描くe燃料産業

日本洋上に超高層ビルが出現 「超巨大洋上風車」の実力とは

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国内で進む洋上風力発電プロジェクト。洋上風力産業は今後10年間で17GWから90GWに成長すると予測されており、メーカー各社は世界市場のシェア争いから取り残されないよう、タービンの性能アップ、大型化でしのぎを削る。

超大型最新洋上風車で第2ラウンド落札

ラウンド2の促進3区域「秋田県男鹿市、潟上市および秋田市沖」「新潟県村上市および胎内市沖」「長崎県西海市江島沖」の事業者が決まった。

  • 秋田県男鹿市、潟上市および秋田市沖:JERA、電源開発、伊藤忠商事、東北電力で構成するコンソーシアムが選定された。設備容量は315MW(ヴェスタス製、15MW×21基)
  • 新潟県村上市及び胎内市沖:三井物産、RWE Offshore Wind Japan村上胎内、大阪ガスで構成するコンソーシアムが選定された。設備容量は684MW(GE製、18MW×38基)
  • 長崎県西海市江島沖:住友商事と東京電力リニューアブルパワーで構成するコンソーシアムが選定された。設備容量は420MW(ヴェスタス製、15MW×28基)。運定開始予定時期は2028年から2029年の予定

各区域に投入される発電設備の容量は15〜18MW/1基であり、ラウンド1の12.6MW(GE製)を上回る見込みだ。

六本木ヒルズビルを超える全高260メートル

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