環境用語集 エコポイント制度

エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業

エコポイント制度の概要

エコポイント対象商品エコポイント
テレビ46型以上36,000
42型、40型23,000
37型17,000
32型、26型12,000
26型未満7,000
リサイクル+3,000
エアコン3.6kW~9,000
2.5~2.8kW7,000
~2.2kW6,000
リサイクル+3,000
冷蔵庫501L以上10,000
401~500L9,000
251~400L6,000
~250L3,000
リサイクル+5,000

2009年5月にスタートした、「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」、通称、エコポイント制度。省エネ性能の高い地デジ対応テレビ、エアコン、冷蔵庫を購入すると、そのサイズや容量等に応じてポイントが付与される。

対象製品は、統一省エネラベルが4☆以上のいわゆるグリーン家電で、政府が指定するもの。この省エネラベルについては、2009年5月12日に基準が改定されている。 対象商品とそのエコポイントについては、右表のとおりで、3,000ポイントから最大36,000ポイントまで。更に、買い替えをして古い家電をリサイクルする場合、テレビとエアコンは3,000ポイント、冷蔵庫は5,000ポイントが追加付与される。

また、2010年12月以降は、ポイント数や対象商品が大幅に変更されます。

エコポイントの申請期間

エコポイント発行の対象期間
  平成21年5月15日~平成23年3月31日購入分まで
  ・エコポイント登録申請の受付期間
  平成21年7月1日~平成23年5月31日
  ・エコポイント交換期間
  平成21年7月1日~平成24年3月31日

エコポイント申請の流れと必要な書類

エコポイントを申請する際、必要な書類は、
  ・申請書
  ・保証書のコピー
  ・購入製品の領収書又はレシートの原本

申請の流れは下記の通り。

(1)エコポイント対象商品を購入
 ↓

(2)エコポイントを申請する:申請書の作成方法は下記の2通り。
  A.インターネットで申請する
  申請者情報や購入製品、エコポイント交換申請をインターネットで行う。
  必要事項を入力した後、プリントアウトして、必要書類を添付の上、郵送する。
  B.販売店等を通じ、書面で申請する
  購入した販売店や郵便局等で、申請書をもらうことが可能。
  この場合も、必要事項を記入し、必要書類を添付して郵送する。

※買い替え・リサイクルをする場合は、家電リサイクル券排出者控えのコピーが必要
  ※対象製品の購入時に、購入店でエコポイントを使い、
  ・地デジアンテナ工事依頼
  ・省エネ型電球、充電式ニッケル水素電池の購入
  をした場合は、その領収書や請求書の原本が必要
 ↓

(3)商品の到着、または窓口で交換
 ↓

(4)エコポイントが残っている場合
  A.インターネット申請の場合
  メールで通知が来る。マイページにて、ポイントの照会や商品申請が可能。
  B.書類申請の場合
  ハガキで通知が送られる。商品申請をする場合は、このハガキに必要事項等を記入の上返送するか、インターネット(マイページ)にて申請を行う。
 ↓

(5)エコポイント対象商品を複数購入した場合
  エコポイント申請時に、合算することはできない。
  申請後に、インターネット、または電話で合算手続きをする必要がある。


エコポイント制度は、12月以降どうなる?

エコポイント対象商品ポイント
テレビ46型以上17,000
42型、40型11,000
37型8,000
32型、26型6,000
26型未満4,000
リサイクル
(~12月末)
+3,000
エアコン3.6kW~5,000
2.5~2.8kW4,000
~2.2kW3,000
リサイクル
(~12月末)
+3,000
冷蔵庫501L以上5,000
401~500L5,000
251~400L3,000
~250L2,000
リサイクル
(~12月末)
+5,000

家電版エコポイント制度は、2011年3月末まで延長されるものの、徐々に収束に向かう見込みだ。特に12月以降、その内容に大幅な変更が加えられるため、エコポイントを利用する予定がある場合は、注意したい。

2010年12月1日以降の変更点

付与されるエコポイント数が、ほぼ半減する。具体的なポイント数については、右の表を参照のこと。 対象商品については、今までと変更なく、省エネラベル「4つ星(☆☆☆☆)」以上。買い替えの場合はリサイクルポイントが加算される。

2011年1月1日以降の変更点

上記のポイント数半減に加え、エコポイント付与になる対象商品の条件が厳格化される。 省エネラベル「5つ星(☆☆☆☆)」の商品のみが対象となり、対象商品が減るのは確実だ。 また、家電の「買い替え」がエコポイント付与の前提条件となり、従来加算されていた「リサイクルポイント」が付与されなくなる。

エコポイント制度がさらに延長!2011年3月末までの実施が決定

2010年9月10日に閣議決定された経済対策で、家電版エコポイント制度の延長が決定された。対象製品の購入期限が2011年(平成23年)3月31日までと、3ヵ月間延長される。ただし、商品の交換期限は、従来通り2012年(平成24年)3月31日まで。対象製品を購入しても、交換期限までに商品と交換しなければポイントは無効になってしまうため、注意が必要だ。

また、2011年以降の変更点として、「省エネラベル『5つ星』に限定」となる方針が明らかになっている。現在は「4つ星」以上が対象だが、エコポイント制度終了による販売の落ち込みを防ぐ狙いもあり、対象製品を絞り込む。

2010年度エコポイント制度では、何が変わる?

2009年度第2次補正予算の成立に伴い、2010年度にも実施されることが決まったエコポイント制度。具体的に変更された点は下記の通り。

エコポイント制度の延長

当初の予定では、エコポイント対象製品購入の期限は2010年3月31日だったが、延長が決定したため、購入期限や各手続きの〆切が変更になった。
  ・対象製品の購入期限:2010年12月31日
  ・エコポイント登録申請期限:2011年2月28日
  ・交換商品の交換期限:2012年3月31日

地デジ対応テレビの省エネ基準を厳格化

エコポイントの対象になるのは、統一省エネラベル☆☆☆☆以上の製品。その中で地デジ対応テレビについては、2010年4月1日以降、省エネ基準が改定される。

そのため、現在エコポイント対象となっているテレビのうち一部は、4月以降、省エネラベルが☆☆☆以下に変わり、ポイント対象外となってしまう。薄型テレビの購入を考えている場合は、3月31日までに購入するのが安全といえそうだ。

LED電球が、エコポイント交換対象製品に

4月1日以降、エコポイント対象製品を購入した「サポート販売店」でポイントを利用し、LED電球などと交換することができる。LED電球の他に、電球型蛍光灯、充電式ニッケル水素電池もその対象。必要なポイント数は、実売価格の半分で済むため、実質的に半額でLED電球が買えることになる。現在人気の高い商品券は、還元率が1.0倍以下ということが多いため、かなりお得。ただし、ポイント申請をする前に交換することが条件。

量販店などで、ポイント対象製品と同時にLED電球を手に取る消費者も増えそうだ。

申請手続きの簡略化・サポート体制の強化

エコポイント申請書を簡素化し、記入項目を減らす・領収書の貼り付け欄を分かりやすくするなどの工夫を取り入れる。この新しい申請書は、3月31日までに対象製品を購入した場合でも利用できる。また、店頭でLED電球や地デジアンテナ工事などにポイントを利用する場合は、販売店側が申請書を作成するようになるため、申請者の負担が軽減される。

サポート面では、エコポイントに関する相談窓口や申請書配布業務を行う「サポート販売店」のうち、申請書の作成を行う販売店を「ゴールドサポート販売店」として登録。申請者へのサポート体制を強化する。

エコポイントで一番お得なものは?

46型以上の地デジ対応テレビを購入し、古いテレビをリサイクルする場合は、エコポイントが39,000ポイントも付与される。薄型テレビの価格が低下傾向にあるため、かなり安く大型テレビが買えることになる。

具体的には、パナソニックのVIERA TH-P46G1の場合、価格.comの最安値※が、148,573円。エコポイント対象商品で46型以上でリサイクルする場合、39,000のエコポイントを差し引くと、109,573円。

同機種の42型でVIERA TH-P42G1は、最安値※が124,999円。同じくリサイクルする場合、26,000のエコポイントを差し引くと、98,999円。もともと約2万3000円の差があったものが約1万円の差になる。

他にも32型で約5万円の液晶テレビが、15,000のエコポイントで3万5000円になるなど、テレビが一人勝ちした理由は、高い割引率よるお得感だと言える。

※2009年12月27日現在の価格。1エコポイントにつき1円で換算した場合。

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