環境用語集 ZEHロードマップ
エネルギー基本計画に明記された、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)およびZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の政策目標達成のために、それぞれの現状と課題、それに対する対応の方向性を示したもの。
「ZEHロードマップ」では、課題に対する具体的な施策として、「ZEH建築へのインセンティブ付与(2016年度~(遅くとも)2018年度)」や「中小工務店等の省エネルギー性能に優れた住宅の建築に係る取組への支援(~2017年度)」「高性能化/低コスト化のための標準仕様の検討(2016年度~)」等をあげている。
ZEHロードマップとりまとめの背景と経緯
ZEHの実現・普及は、我が国のエネルギー需給の抜本的改善の切り札となる等、極めて社会的便益が高いものであり、エネルギー基本計画(2014年4月閣議決定)において、「住宅については、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」とする政策目標が設定されている。
上記目標の達成に向けたロードマップを作成すべく、ZEHの現状と課題、並びにそれに対する対応の方向性の検証・検討を実施することを目的として、ZEHロードマップ検討委員会を設置し、計5回にわたって検討を行い策定を行った。
担当:経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー対策課
公表日:平成27年12月17日(木)
「ZEBロードマップ」では、課題に対する具体的な施策として、「実証を通じた設計ガイドラインの策定・普及とノウハウ共有(2016年度~2018年)」「テナントへのインセンティブ付与(2016年度~2018 年度)」「定期的な診断・アドバイスやZEBの提案ができるコーディネーターを養成(2015年度~)」等をあげている。
【参考】
経済産業省 - ZEH普及に向けて ~これからの施策展開~
経済産業省 - ZEHロードマップ検討委員会 とりまとめ
経産省の「ZEH・ZEBの目標達成に向けたロードマップ」 今後の支援など示す(2016/12/18)