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取材速報(4):「Intersolar Europe」蓄電ゾーンに活気 米・テスラが注目集める

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取材速報(4):「Intersolar Europe」蓄電ゾーンに活気 米・テスラが注目集める

本日は、昨日に引き続き、6月10日のIntersolar Europe、展示会場での取材レポートをお送りする。

今展示会では、EUを中心に、世界各国から1,000社以上が出展している。まず、会場内で最も活気があったのが、蓄電関連のゾーンだ。米・テスラ社が、従来の蓄電池から大幅にコストダウンした製品を投入するという発表が先日あったばかりだが、早くもテスラ社の蓄電池を組み込んだ、HEMSの提案が複数社で展示されていた。

米・テスラ社の蓄電池を組み込んだHEMS(SolarEdge Technologies GmbH)

米・テスラ社の蓄電池を組み込んだHEMS(SolarEdge Technologies GmbH)

また、複数の太陽光発電専門誌で、テスラ社の蓄電池が特集テーマとなるなど、大きな話題を集めている。

米・テスラ社の蓄電池。ブース出展していないにも関わらず話題を集めていた(Solar-Fabrik AG)

米・テスラ社の蓄電池。ブース出展していないにも関わらず話題を集めていた(Solar-Fabrik AG)

しかしながら、テスラ社の単独出展ブースはなく、出展していないにも関わらず、かえって話題を集めていた。蓄電システムを販売するEUや中国の出展社のいくつかに概算価格をヒアリングしたが、日本企業や日本に進出している外資企業と比べ、ほとんど変わらない価格という印象で、テスラ社に対抗するような価格設定をしている企業は見当たらなかった。

カンファレンスにおいても、太陽光発電よりも、蓄電を中心としたピークシフト、電力の平準化、系統電源につながないオフグリッドシステム、時間帯や契約形態によって電力価格が異なることを前提とした新システムについての提案の方が、総じて盛況だったという印象だ。日本では、2016年から電力小売全面自由化が開始されるが、その際に提供されるであろう、同様のシステムやサービスが展示されていると言っていいだろう。

オフグリッドシステムの主要な訴求ポイントは、系統電力を購入するよりも、安上がりで済むという点で、この提案は、工場レベルの大規模なものから、家庭向けの提案まで揃っている。工場レベルのものは、ディーゼル発電と太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーとのハイブリッドシステムを提供する企業も見受けられた。また、コンテナ一つで、設置をスピーディにかつ低コストでできるシステムが一般的で、製品開発が進展しているように思われた。

このように多くの出展社が、蓄電システムを提案しているのだが、前述したように、初期コストは日本と同様に、まだまだ高止まりしているので、本格普及はこれからのようである。テスラ社の提案が業界に大きな衝撃を与えているのは確実で、本格普及に向けた低コスト化が望まれている。

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