日本初の取り組みとして海外でも広がりを見せるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)だが、ここ数年は特に東アジアで注目されはじめている。今回は、海外におけるソーラーシェアリング事情に焦点を当てる。
2018年12月、台北市にある台湾大学においてソーラーシェアリングを含めた農業と再生可能エネルギーに関する取り組みを対象とした、国際フォーラムが開催された。台湾の事例としては畜舎や養殖池に設置された太陽光発電設備や、畜産バイオガス、調整池を利用した浮体式・着床式の水上太陽光発電についての報告があり、農林漁業と再生可能エネルギーを組み合わせた事例が各地で行われていた。