作物の栽培と発電事業を同時におこなうソーラーシェアリングの実践者である馬上 丈司氏に、ソーラーシェアリングの基礎事項から実践例までを紹介いただいた本連載。最終回となる今回は、ソーラーシェアリングを契機とした、他業種からの農業への参入の現状と、日本の農業に対する可能性を解説いただく。
ソーラーシェアリング事業において、事業化の際の相談事項として増えてきているのが、農業への新規参入である。2017年頃から、太陽光発電の施工業者のほか、新たに農業への参入を図る傍らでソーラーシェアリングに取り組みたいという話も多くなってきている印象がある。